一級建築士 製図試験の受験回数が変わる!|国交省が有効期限を見直しへ

変更一級建築士試験

こんにちは!けんちく太郎です!(@acedesign_I)

学科試験が終わり、即日回答の結果にドキドキしているところだと思いますが、学科試験直前には、製図試験を受験できる有効期限についての見直しに関する記事が出ました!

そこで今回は製図試験に対するモチベーションを上げる(下げるかも⁈)な情報をまとめましたので、参考までにご覧ください!

 

有効期限の見直しについて

先日以下の内容の記事が出ました!

建築士試験は学科と製図の2科目があり、学科試験合格後に製図試験を3回受験できる。製図試験が柔軟に受験できるよう、学科試験合格の有効期限(学科試験免除)を3年から5年に延長。5年間で3回の受験を可能にする。

出典:日刊建設工業新聞2019年7月18日

学科試験をパスした場合はその年から5年間の間に3回任意の年に受験ができる、ということだと思われます。

受験資格改正については以前より業界3団体から意見が出されていました。
その中で、学科試験と製図試験を切り離し、学科合格後は何度でも製図から受けることができるというものがありましたが、上記の改正はその前段だと思われます。

 

まとめ

来年施行されると言われている、建築士試験の学歴・職歴が受験資格要件から登録要件へと変わる建築士法改正と同時にこの改正も施行されるのではと予測しています。

以前は製図試験の受験資格は学科合格年を含めて2回までだったものが、記述が増えて時間も延びた改正以降3回までになり、今回また実質的には延びることとなります。
今年は仕事が忙しく勉強が手につかないから受けずに翌年送りにしよう、ということができるようになりますが、申し込み月は例年4〜5月のためよほど事前に分かっている業務以外はなかなか臨機応変な対応は難しのではないでしょうか。それとも学生のうちに学科合格し社会人となり、さすがに社会人1年目は多忙で合格は難しいから翌年にできるように、ということでしょうか。

この改正についてはあまり使いどころというか、メリットがわからないなというのが正直な意見です。

製図試験はど壺にはまりやすい試験です。
一発合格できない人は、カド番と言われる受験資格最後の回まで行ってしまうことも多くあります。中にはカド番を落として学科試験から再受験、、なんてことも。。

製図試験は1つの大ミスで一発アウトとなる怖い試験ですが、約4割が合格する優しい試験であることも事実です。

受験可能な年数が延びても、だらだらやるような状況では合格は逃げていきますし丸1年以上かけて勉強する必要がある試験でもありません!短期集中で合格できるよう、今後の改正を期待せず勉強に励まれることをお勧めします!!

とはいえ、仕事の調整が難しい場合は翌年にできるというお守りくらいには持っておいてくださいね!

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