一級建築士・二級建築士 製図試験はフリーハンドか製図板か|スピードアップするためのコツ

紙と鉛筆一級建築士試験

こんにちは!けんちく太郎です!(@acedesign_I)

製図試験に進めた皆さんおめでとうございます!
2次試験の製図試験対策を始められた方は早く図面を書くためにフリーハンドでいくべきか、はたまた製図板で練習を進めるべきか迷われている方も多いと思います。

私も最初は製図板を用いて練習していたものの、なかなか作図時間が縮まらず、途中でフリーハンドに惹かれて方法を調べたり実践してみました。
その経験を踏まえて、今回はそれぞれのメリットデメリットとどちらが良いかについて書きたいと思います。

 

フリーハンドによる作図

フリーハンドで作図する方法は、寸法線や柱等ごく一部を除きその名の通り定規等を使わずフリーハンドで作図する方法です。

メリット

・定規を用いない分どこでも素早く自由に書くことができ、定規を動かしたり持ち替えたりする時間がかからない。
・平行定規をはじめとする製図道具が圧倒的に少なくて済むため当日の道具の故障によるリスクが減る
・製図道具が圧倒的に少なくて済むため製図試験にかかるコストが抑えられる
・味のある図面(表現力の高い図面)に見せやすい

デメリット

・線の綺麗さは定規に劣る
・作図方法を習える学校がほとんどない(少なくとも大手2社は製図板を用いた作図法を教えているためその時点で圧倒的少数派になる)
・模試や試験会場では奇異の目で見られる(実際私が受けた際も、会場に向かう道中で1人だけ製図板を抱えていない人がいましたが、皆通りがかりに覗き込むように見ていました 笑)

 

製図板による作図

製図板、多くは平行定規を用いて作図する方法です。

メリット

・線がまっすぐ綺麗に書けるため綺麗な図面に仕上げやすい
・資格学校を始め、書籍やネット情報など製図板で書く方法は情報(作図テクニック)が豊富に手に入る
・製図板を用いた作図が圧倒的多数なため安心感がある

デメリット

・学校、模試、試験などあらゆるタイミングで製図板を持ち運ばなくてはならない
・道具を揃えるには一定のコストがかかる
・几帳面な人は線が少しずれたり太さが一定でないと書き直したくなったり、そうならないように慎重になりすぎ作図時間がかかる
・本試験で平行定規が壊れるとほぼ時間内に書ききることが難しくなる

 

フリーハンドと製図板 結局どちらが良いか

結論としてはどちらも併用するのが良いです!
上で書いたように、どちらとも魅力的なメリットがある一方でデメリットもあります。
しかし、それらの良いところを効率的に組み合わせることで片一方のメリットがデメリットを相殺し、効率的な作図が可能となります!

私も冒頭で書いたようにフリーハンドを一時期試してみましたが、それまでやってきた製図板を使った作図よりも遅くなる部分があり、結局フリーハンドのみでは時間が縮まることはありませんでした。

そこで、フリーハンドと製図板による作図のそれぞれ得意とする部分を組み合わせてみたところ、その時点のベストタイムを更新でき、最終的には2時間30分で作図できるようにまでなりました!

特に特殊な技を使うわけではなく、通常の作図法をうまく組み合わせるだけなので誰でも簡単に取り入れることが可能だと思います。

詳細については後日まとめてアップしますので楽しみにしていてください!