一級建築士「製図試験」の概要および心得!

製図板一級建築士試験

こんにちは!
一級建築士試験を初めて受験される方には、そもそも製図試験はどのようなものか、イメージがつきにくいと思います。そこで今回は製図試験について解説したいと思います!

 

製図試験は学科試験合格した人のみが受験できる2次試験です。そのため、1次の学科試験とは異なりやる気のない記念受験の人はいない最終決戦です!これに合格すれば晴れて一級建築士となることができます!!
では、早速試験の内容を解説していきましょう!

 

試験日程

試験日程は、10月中旬頃(H30は10/14)となっています。
学科試験が7月終わり頃(H30は7/22)なので、初受験の方は2ヶ月半程度しか準備期間がありません!
また、1次の学科合格発表が9月上旬(H30は9/4)なので、合格発表からは1ヶ月と少ししかありません。。

ただ、心配は無用です!製図の課題(建物の用途)については学科試験の直前(H30は課題発表7/20→学科7/22)に発表されるため、何年目の受験生であっても課題に沿った対策期間は横並びです!

 

試験時間

試験時間は、11時00分~17時30分の6時間半!!!で、問題用紙(A2)・エスキス用紙(A2)・作図用紙(A2)が配布されます。6時間半ぶっ続けの試験は珍しいのではないでしょうか。

まだ受けたことない方は、とても長時間に思われるかもしれませんがこれまた時間が足りません。。
製図の練習の手始めは、模範解答のトレースから始めるのが通例ですが、半日かかっても終わらない人がザラにいます。。

そしてH30試験のサプライズとして問題用紙がA2になりました!当日まで、通学組も独学組も、いや日本中の受験者がA3用紙の問題を解いていたのですが、当日配布されたのはA2!!!!
私はその年の受験者ですが、用紙が配られた時に教室がざわめいたことを今でも鮮明に思い出すことができます。

 

課題内容

課題は毎年変わり、先に紹介した通り学科試験直前に発表されます。

過去3年の課題は、
H30 健康づくりのためのスポーツ施設
H29 小規模なリゾートホテル
H28 子ども・子育て支援センター (保育所、児童館・子育て支援施設)      でした。

このように、用途も違えば規模も違います。
過去3年は出ていませんが、基準階を持ったオフィスビルやホテル等の用途も過去出題されたことがありますのでそろそろ出題されるのではないでしょうか。

 

 

製図試験対策

ここまで読まれた方の中には、到底無理だと思われた方もいるのではないでしょうか。
確かに、学科試験とは違いエレベーターの上下階不一致など、たった一つのミスが命取りになることもあり、学科はクリアできても製図が受からず何年も受験している人がいることも事実です。
ただし、2ヶ月半の準備期間で合格することが不可能ではない試験です。
構造は基本RC造(鉄筋コンクリート造)、A2用紙に入る敷地規模、コア(階段・エレベーター)の基本寸法など、パーツを順番に覚えることで試験当日には見違えるような自分に会える、苦しくも楽しい試験です!
作図のコツは、丁寧に解説していきますので更新をお楽しみに!

まとめ

以上、製図試験の概要と2回目以降の受験者がすでに体得している情報です。
既に受験したことがある方はご存知の情報ばかりかと思いますが、これから受験を考えている方の参考になればと思いまとめました!

製図のコツやためになる情報は今後順次更新していきます!皆様のお役に立てるよう頑張りますので試験を受けられる方は是非ご確認ください!!