こんにちは!けんちく太郎です!(@acedesign_I)
建築家の安藤忠雄さんといえば、現在日本で最も著名な建築家といっても過言ではないかと思います。
高卒の元プロボクサーで建築を独学で学んだという珍しい経歴でありながら、世界的に評価され様々な賞を数多く受賞しているという実力もあり、関西弁で気さくに話す独特なトークが聞く人を惹きつけます。
そんな安藤忠雄さん関する本は山のようにありますが、その独特なキャラに惹きつけられた本人以外が書いた本も多数あります。
そこで今回は、その中でも特にオススメの3冊についてご紹介したいと思います!
光の教会 安藤忠雄の現場
この本はタイトル通り、安藤忠雄の代表作の一つでもある「光の教会」以来の経緯から設計・工事から竣工に至るまでを追ったノンフィクションドキュメンタリーです。
戦う建築家安藤忠雄のヒリヒリとするやり取りや、美しいコンクリートを打つ難しさ、シンプルな光の十字架を作るのには実は多くの工夫が込められていることなど、一つの建物の誕生までの戦いの軌跡が読みやすい文章と、建築の専門家でなくてもわかりやすいように配慮された解説により、まるで映画を見るかのようにあっという間に流れていく、この本にはそのような楽しさと読みやすさがあります。
建築の勉強を始めた学生の方、安藤忠雄という人物に興味を持ったけれども建築とは無縁の方、日々の設計業務に疲れた方、どんな方にも一度は読んでいただきたい、安藤忠雄のエネルギーを少しわけてもらえる(おおげさ??)そんな一冊です!
壁を乗り越える 安藤忠雄の言葉
安藤忠雄の言葉は前向きで挑戦的、それが生き様とリンクしていることが世代や性別を問わず、また建築という枠を飛び越えて人々に支持されている、というのは疑う余地がないかと思います。
この本はそんな安藤語録が80個ピックアップされており、見開きで1個のワードが纏められていてパラパラとめくるだけでも元気をもらえるそんな本です。
寝る前や電車など少しの時間に携帯を置いて、安藤忠雄の言葉に元気をもらう、そんな時間があってもいいかもしれません。
安藤忠雄 野獣の肖像
1970年代から安藤忠雄をリアルタイムで見つづけてきたという、著者の安藤忠雄との出会いからページが始まります。
この本は評伝なので同じ伝記である自伝ともラップする部分がありますが、やはり自身で書くのと他人が書くのでは視点も違えば密度も違います。
この本では、1970年代まだデビューしたての安藤忠雄の大阪本町の事務所の様子や交友関係など、本人は書かないであろう内容が最初から目白押しです!
自伝とともに一気読みしつつ、安藤忠雄の挑戦の歴史を多角的な視点から見るのも良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
数多くある安藤忠雄の著書の中でも、それぞれ特色ある3冊をご紹介しました。
本人が書かれているものも多くありますが、他人が書いたものはそれはそれで色々な視点があり、異なった良さがあります。
いづれもとても読みやすく整理されていますので、建築に携わる方もそうでない方もスムーズに読み進めることができると思います!
安藤本選びの参考になれば幸いです!
以下では本人による著作を紹介していますので、ご興味あればあわせてご覧ください!
