一級建築士ってどんな資格? 合格率や難易度は?|資格概要まとめ

一級建築士試験

こんにちは!
今回は建築業界の資格の中でも一番有名と言っても過言ではない、一級建築士資格について解説したいと思います!

 

合格率・合格難易度

建築系資格の中でも広く一般に知られている資格である一級建築士は国土交通省大臣から許可を受ける国家資格です。
合格率は平成30年では学科18.3%製図41.4%の総合合格率12.5%と国家資格の中でも難易度は高めの資格となります。
そもそも建築士資格には木造建築士・二級建築士・一級建築士と3種類の資格があり、それぞれの資格によって設計できる規模や構造が異なります。(その他上位資格として設備・構造設計一級建築士がありますがここでは割愛します)

 

受験資格

受験には受験資格が必要です。大学において指定科目を修めて卒業し2年以上の実務を経験するか、二級建築士として4年以上の実務を経験すること等で受験資格を得ることができるため、建築設計事務所やゼネコンなど建築業界の人でないとそもそも受験することが難しい資格です。

 

試験の構成

試験は2次試験まであり、1次の学科試験をパスした人のみ2次の製図試験に進むことができます。

平成30年の試験現在では1次試験合格後2次試験で不合格となった場合、2度まで1試験の免除を受けることが可能でした。ここで過去形で書いているのも、建築士法改正によりこの免除回数が延ばされる可能性が出てきたためです。
学科に受かったものの受かった年を含めて3度製図試験に落ちるとまた学科から受けねばならず、そうなると諦めてしまう人がいると耳にします。以前も免除回数が1度から2度に延びたことがあり、年々難化していると言われ、建築士の受験者数の減少が問題となっていることへの対応だと重われます。

 

試験日程

受付は例年4月〜5月頃に行われます。インターネットによる受付から郵送、建築士会など受付場所によるものまであり、自由に選択できます。(インターネットは2回目以降で事前に承諾している事など条件があります。詳しくは建築技術教育普及センターのHPをご確認ください)
1次の学科試験は7月下旬頃に行われ、2次の製図試験は10月中旬頃に行われます。
初受験の方は1次試験が終わった後から2次試験の準備を始めねばならないため短期決戦を強いられることとなります。

また、合格発表は12月末なので、笑顔で年越し出来るか否かがかかっています!

 

まとめ

以上が一級建築士の概要となります。
一級建築士14万人の内、50歳超が6割以上!を占め高齢化が進んでいるため、将来より重要となる資格と言えるかもしれません。
「足の裏の米粒」と揶揄され取っても食べれない資格と業界では言われています。
確かに持っていて当たり前の資格であり、それそのものが稼ぐことのできるものではありませんが、試験勉強を通して得るものは多いと思います!

受験資格があり、悩んでいる方は是非挑戦してみてはいかがでしょうか!