一級建築士を取得してわかった価値|意味ない必要ない資格?それともステータス?

考える人一級建築士試験

こんにちは!けんちく太郎です!(@acedesign_I)

はじめに、一級建築士を取得して人生が変わった!!
なんて資格では残念ながらありません。
しかし、持っていて当たり前の資格である一方、持っていることでプロへの第一歩を踏み出せる資格であるという気もしています。

足の裏の米粒(取らないと気持ち悪いが取っても食べれない)と揶揄される一級建築士の資格。
そんな資格ですが、実際取得して感じた価値などについて今回は書きたいと思います。

 

 

価値ある資格か

何を持って価値があると言うかによるかとは思いますが、十分価値ある資格だと思います。
資格を取得する意味は、有資格者でなくてはできない仕事ができるようになる場合と、学歴・職歴同様箔をつける意味があると思いますが、一級建築士は前者ではとても重要な資格です。

建築士資格には木造・二級・一級がありますが、一級建築士であれば日本国内どの様な規模構造の建物でも設計監理を行うことができます。逆に一級建築士でなくてはできないものも多くあるため、一定規模以上の建物を設計する上では必須の資格になります。
そう言った意味ではとても価値のあるなくてはならない資格であると言えるでしょう。

また、金銭的価値として、会社によっては資格手当が出る場合もあり、一級建築士は高難易度の試験なので手当が大きい場合もある様です。なので、その様な制度のある会社にお勤めの方については、金銭的な価値も大きな資格だと思います。

 

 

意味ない必要ない資格か

持っていて当たり前、そこまで意味ないと言われることもありますが、間違いなく取得する意味はあります。ただ、一級建築士を持っているから設計ができると言う訳でも賢いと言う訳でもありません。
国内の数ある資格の中でも難易度は高めの資格ですが、誰にでも合格のチャンスがある、勉強すれば取れる資格であることも付け加えておきます。

資格全般に言えることですが、その資格にかかわる知識が広く浅く試される傾向にあります。
一級建築士も例外ではなく、5科目125問に渡る問題が出題されるため、勉強するべき範囲も自ずと広範囲になります。
資格勉強を振り返ると、今まで知っていた内容もある一方で、全く知らなかったものや忘れていたもの、実務で経験したものなどいろいろな内容に出会うことができ、これは実務にも後々活かすことができると言う面でも意味がある資格だと感じています。

 

 

ステータスとなりうるか

これは置かれている環境によるところが大きいのではないでしょうか。

設計事務所にお勤めの方は、周囲にも一級建築士は複数人いると思いますので、特段ステータスとはなり得ないでしょう。(むしろ持っていないと早く取りなさいと言われる)
ですが、建築業関係者以外の人からするとやはり一級建築士は建築系資格の中でもっとも知名度が高く、難易度も最上級なので持っているだけで、すごい!と言われることもあります。
また、初対面の人や同窓会などで職業を聞かれた際建築士(若しくは設計など)と答えるとかなりの確率で一級建築士ですか?と聞かれます。
ここでYESと答えられるか、NOなのかはもしかすると質問した方の受け方が異なるかもしれません。
そう言った意味でも、持っていればステータスとなりうる資格かと思います。

 

 

まとめ

以上が一級建築士を取得して感じていることです。

持っていて当たり前だとすれば、持っていないとマイナスです。
サラリーマン建築士は若いうちは自身の資格で設計することは少ないため、建築士資格の有無で不自由することは少ないです。
ですが、法規上定められているとおり、なくては設計(確認申請)はできない資格です。

ステータスとなるかどうかは受け取る相手によりますが、間違いなく持っていて損はない資格です。
上でも書いた通り、試験勉強を通して様々なことを学べるでしょう。

受験するかどうかで悩んでいる方は是非チャレンジしてみてください!